平成30年11月2日毒物劇物取扱者試験講習会(全農山形主催)
この度、毒物劇物取扱者試験講習会の講師として、当センターより3名派遣させていただきました。
8度目となる今回は、JA関係の方が多数参加していただきました。
山形県内で行われる試験は、毎年11月に実施されており、高校化学レベルが出題されます。
合格するためには、3科目の総合得点が300点満点中(全75問)で180点(45問)以上かつ1科目の得点が40点(10/25問)以上でなければなりません。
本講習で法規は、毒物及び劇物取締法の山形県内の出題傾向・設問の仕方を分析し、頻出ポイントを説明していきました。法令の基礎的な出題ポイントのほか、主に農薬販売に関わる法令に関して講義しました。
基礎化学は、毒劇物の取扱を解くためのベースでもあり、基本的な周期律表や原子の構造について触れた後、過去問を解きながらパワーポイントを使って説明していきました。計算問題では、物質量の計算、中和反応の計算、酸化数の計算などをしました。
毒劇物の取扱は、法令で定める毒劇物の中から、過去問で頻出されている物質について、取扱方法や廃棄方法を説明していきました。特に、県内は農業が盛んなため、殺虫剤・除草剤などの農薬に関する項目が重要と考え、その点を重点的に講義しました。
このような資格に少しでも興味を持たれた方がいらっしゃれば、来年チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
当センターでは、毎年、県内企業・学校へ講師派遣させていただいております。
これからも、皆さまのお役に立てるよう精進して参りますので、よろしくお願いします。
当日、会場にお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました!
そして、今年試験を受験される皆さま、試験まで残り僅かとなりましたが、お体に気をつけて、試験勉強頑張ってください!
分析センター職員一同、応援しております!