このたび、毒物劇物取扱者試験へ向けた講座・講習会の講師として、当センターより4名の職員を派遣し、多くの方々にご参加いただきました。
講師としての派遣は2009年から毎年行っており、毒物劇物取扱者試験を受験しようとご尽力されている方々のお役に立てるよう、県内企業・学校へ伺っております。
1回目 | 2023年8月1日(火)、2023年8月2日(水) 山形県立農林大学校 『毒物・劇物資格講座』 |
|
2回目 | 2023年8月7日(月)、2023年8月9日(水) 、2023年8月10日(木) 一般社団法人山形県薬剤師会主催 『毒物劇物取扱者試験準備講習会』 |
|
3回目 | 庄内地区 2023年8月17日(木)、山形地区 2023年8月22日(火) JA全農山形主催 『毒物劇物取扱者試験 受験準備講習会』 |
|山形県 2023年度の毒物劇物取扱者試験
山形県内で行われる試験は2020年度から実施要領が変更になっており、東北六県合同で毎年9月1週目の水曜日に実施が予定されています。
日 時 2023年9月6日(水) 13:30~15:30(120分)
場 所 山形国際ホテル
合格発表 2023年10月11日(水) 10:00
合格基準 次のいずれの項目を満たす者が合格者
3科目※の総合得点が36点以上正答(6割以上正答)
各科目※の得点が8点以上正答(4割以上正答)
※「毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他取扱方法」及び「毒物及び劇物の識別及び取扱方法」については、合わせて1科目とする
なお、このたびの講座・講習会では、担当講師から以下の内容で講義させていただきました。
|毒物及び劇物に関する法規
担当講師:検査部長 松永 博幸
毒物及び劇物取扱者試験の出題傾向・設問の仕方を分析し、法令の解説とともに、基礎的な出題ポイントと頻出ポイントについて説明しました。
|基礎化学
担当講師:計量管理者 近 哲也
高等学校レベルの内容を解説しました。
原子構造や化学結合、有機化合物の異性体などの知識問題や、モル濃度や、酸塩基のpH、気体の状態方程式などの計算問題について、例題を使用しながら講義しました。
担当講師:試験グループ主任 佐久間 雄也
出題範囲である高校レベルの化学(物質の状態~有機化合物)の総復習と過去問の解説を主に実施しました。
高校化学では、特に出題頻度の高いところや、周期表などの語呂合わせでの覚え方、計算問題の解き方を中心に実施しました。
過去問の解説では、直近3年分の解説を行い、問題に慣れてもらうことと、問題の考え方、解き方を解説しました。
|毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他取扱方法
担当講師:検査グループ技師 遠藤 信彦
過去の出題傾向について分析し、出題頻度の高い毒物劇物について重点的に学習を行いました。
また、東北各県の過去問から問題を抽出したオリジナル問題集を使い、解き方について一問一問解説を行いました。
講座・講習会を受講された皆さま、本当にお疲れさまでした。
毒物劇物取扱者試験を受験した皆さまが合格されておりますことを、センター職員一同、心よりお祈り申し上げます。
毒物劇物取扱者試験に興味を持たれた方がいらっしゃれば、ぜひ来年チャレンジしてみてはいかがでしょうか。